豆知識

みなさんは滋賀県大津市について、どんなことを知っていますか? 残念ながら、
全国的には場所すらよく分からないという方が多いのではないでしょう か?
大津市は日本一の琵琶湖の南に位置し京都・奈良・鎌倉などとならんで古都指定 を受けた街で、かつては都が置かれ、源氏物語を生み、東海道最大の宿場町でした。
一見地味でも、実は自然と歴史と文化とまちが交じり合った奥行きのある”大津市”。まだまだ知られていないその魅力を、スタッフが発掘してご紹介していきま す。
(メルマガ”e湖都通信”に連載中の”大津豆知識”を再編集し掲載しています。)
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大津市

『日本で最も重い隕石"田上隕石"』

 

 

宇宙から地球の引力に引き寄せられた流星が大気圏内で燃え尽きずに地表に落ちたものを"隕石"と呼びその種類は"石質隕石""石鉄隕石""隕鉄"の3つあります。石質隕石というのは、鉱物中心のもので、石鉄隕石は鉄と鉱物が半々程度のもの、隕鉄というのは鉄とニッケルの合金が中心のものだそうです。

私たちが住む日本は、 国土が狭いため隕石落下が確認されたのはさほど多くはなく、過去に"隕石"と確認されたものは50個ほどだそうです。そして、その中で"最も重い"隕石が発見されたのが、私たちが住む大津、田上(たなかみ)なのです!

1885年に田上山で発見され「田上隕石」と名付けられたこの隕石は重量173.9kgの隕鉄で、日本最大とされており、現在は東京の国立科学博物館に展示されているそうです。

世界的に、隕石、特に隕鉄が落ちた場所は"聖域"となっている場所が多く特殊なエネルギーが発生し、人の精神に大きな影響を与える場所だとされているそうです。

田上山の名前の由来は農耕神、水神である"田の神"が訛ったと言われ田上山岳の主峰は"太神山"(たなかみやま)という名がついており、その太神山の頂上には、神の宿るといわれる岩座があり、山岳信仰の対象とされたそうです。もしかしたら、昔の人は田上山の持つ不思議な力に惹かれていたのかもしれませんね。

そして、少し余談ではありますが、近年、下記のように滋賀では隕石の落下が推定されていたそうです。

2010年3月30日23時41分に奈良県から滋賀県上空に火球が出現。5カ所の自動TV観測より滋賀県東部、鈴鹿峠付近に隕石が落下したと思われ"鈴鹿火球"という名が付いています。 落下したとされる隕石は未だ発見されていないそうです。

同じく2010年8月7日17時01分頃、伊勢湾岸を中心に大きな衝撃音が響き、3カ所の隕石雲の影像より滋賀県近江八幡市上空30km付近を火球が通過したと推定され"琵琶湖火球"という名が付いており、琵琶湖上空で燃え尽きたという説や、愛好家の中には大津市北部に落下したと推測している方もいるそうです。この"琵琶湖火球"は関西だけでなく、北陸・甲信越からも目撃が報じられたそうでその大きさは想像に難しくないですね。

ほんの数年前に、続けて2度も隕石が落ちていたのかと思うと驚きですね。もしかしたら、今も大津市北部や琵琶湖のどこかに隕石が眠っているのかと思うとわくわくしてしまうお話ですね。



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『日本で最も重い隕石

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