豆知識

みなさんは滋賀県大津市について、どんなことを知っていますか? 残念ながら、
全国的には場所すらよく分からないという方が多いのではないでしょう か?
大津市は日本一の琵琶湖の南に位置し京都・奈良・鎌倉などとならんで古都指定 を受けた街で、かつては都が置かれ、源氏物語を生み、東海道最大の宿場町でした。
一見地味でも、実は自然と歴史と文化とまちが交じり合った奥行きのある”大津市”。まだまだ知られていないその魅力を、スタッフが発掘してご紹介していきま す。
(メルマガ”e湖都通信”に連載中の”大津豆知識”を再編集し掲載しています。)
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大津市

『子どもたちの守り神「宇佐八幡神社」』

 

 

近江神宮のちょうど裏山である、大津市錦織の「宇佐山」の山腹にある「宇佐八幡宮」は源頼朝の五代前にあたる源頼義が、平安時代中期に大津で隠居生活を送っていた時に建てたといわれています。

「宇佐八幡宮」は地元では「むしはちまん」と称され、約950年もの間、地域の氏神さまとして、子どもの守り神として信仰を集めています。

本殿の両脇には、小さな鳩の人形がズラリと奉納されており、 この土鳩は古くは神へのお礼の念を込めて奉納したと伝わっていますが、今では子どもの成長を祈願する存在に変わり、土鳩の胴体には子どもの名前や年齢、祈願などが書かれています。

これらは、源頼義が八幡宮を建立する場所を探していた時、 数羽のハトが宇佐山の山頂に案内したという逸話から、 八幡宮の神の使いは鳩とされることからきています。

そして、「宇佐八幡宮」には、「金殿井」(かなどのい)と呼ばれる天智天皇の病気を癒したという霊泉もあり、こちらは1300年以上昔に中臣之金(なかとみのかね)によって発見されたと言われています。この神水は諸病に功験があり、特に土用の日にいただくと効き目があるとのことで、現在も毎年八月上旬に霊泉祭が行われているそうです。

秋には「夜祭り」という名のお祭りが行われます。松明の明かりをたよりに、標高200メートルの神社から二社の神輿が威勢よく本殿下の御旅所まで、暗い急な坂道を下っていくさまは実に壮観です。また、これに奉仕したり、お供をすることで厄が除れられると伝えられています。

本来、神様の降臨は夜間であるとされ、その古式にのっとった勇壮で荘厳な雰囲気の祭りが、この夜祭りの特徴です。今年951回目を迎える、宇佐八幡宮の「夜祭り」。
2015年は9月19日~20日にかけて行われるそうですので、お祭りを楽しみに行ってみてはいかがでしょうか。

宇佐八幡宮
滋賀県大津市錦織



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『宇佐八幡神社の夜祭り。』

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