豆知識

みなさんは滋賀県大津市について、どんなことを知っていますか? 残念ながら、
全国的には場所すらよく分からないという方が多いのではないでしょう か?
大津市は日本一の琵琶湖の南に位置し京都・奈良・鎌倉などとならんで古都指定 を受けた街で、かつては都が置かれ、源氏物語を生み、東海道最大の宿場町でした。
一見地味でも、実は自然と歴史と文化とまちが交じり合った奥行きのある”大津市”。まだまだ知られていないその魅力を、スタッフが発掘してご紹介していきま す。
(メルマガ”e湖都通信”に連載中の”大津豆知識”を再編集し掲載しています。)
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大津市

『芸能の祖神が祀られる「関蝉丸神社」』

 

 

「小倉百人一首」に収録されている和歌 「これやこの 行くも帰るも別れては 知るも知らぬも 逢坂の関」を詠んだ歌人 「蝉丸」をご存知でしょうか。

蝉丸は、平安時代の歌人であり、盲目の琵琶の名手でもあったといわれていますが、その人物像は醍醐天皇第四皇子など諸説があるものの、詳細は定かではありません。

平安時代中期に、滋賀県大津市の逢坂の関に庵をむすび、 逢坂の庵より往来の人を見て、上記の和歌を詠んだそうです。そして、蝉丸亡き後、逢坂の関では関の明神として蝉丸を祀るようになりました。その後、蝉丸伝承は時代と共に全国各地へ広まり、 芸能の祖神として崇められるようになりました。

和歌は小倉百人一首に採録された上記の歌(後撰和歌集)をはじめ 「新古今和歌集」や「続古今和歌集」等にも採録されており、その他さまざまな伝承が「古今物語集」「平家物語」などに伝えられています。

現在でも、能や人形浄瑠璃に「蝉丸」と言う演目で取り上げられ、芸能の祖神として永らく人々の崇敬を集めています。

しかし、近年では神社が老朽化し、境内の様子も様変わりしています。危機感を感じた人々により、平成27年5月、芸能の祖神「関蝉丸」を現代に甦らせ、 芸能関係は勿論、地域の活性化やひいては大津観光の一拠点とすべく 「関蝉丸芸能祭」が開催されることになりました。

文化を愛し、琵琶を奏で、和歌を嗜んだ「蝉丸」。1200年の時を経た芸能の祖神の復活を皆様も是非応援してください。

【第一回関蝉丸芸能祭】
平成27年5月31日(日)午前10時~午後7時
関蝉丸神社下社
(滋賀県大津市逢坂1丁目15-6)
観覧無料



その他詳細は関蝉丸神社ホームページへ


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『芸能の祖神が祀られる「関蝉丸神社」』

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