豆知識

みなさんは滋賀県大津市について、どんなことを知っていますか? 残念ながら、
全国的には場所すらよく分からないという方が多いのではないでしょう か?
大津市は日本一の琵琶湖の南に位置し京都・奈良・鎌倉などとならんで古都指定 を受けた街で、かつては都が置かれ、源氏物語を生み、東海道最大の宿場町でした。
一見地味でも、実は自然と歴史と文化とまちが交じり合った奥行きのある”大津市”。まだまだ知られていないその魅力を、スタッフが発掘してご紹介していきま す。
(メルマガ”e湖都通信”に連載中の”大津豆知識”を再編集し掲載しています。)
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大津市

『逢坂の関記念公園』

 

  京阪電車京津線大谷駅の東約100m、国道1号線沿いにある"逢坂の関跡"。

 

 東海道の道筋にあたる逢坂の関は、昔から都と東国・北国を結ぶ東海道・中山道・北陸道の3つの主要道路の人の住来が交差する交通の要衝でした。

 

 古くから貴族や武将らがこの道を通り、この関所や峠を題材にした作品が数多く残っています。

 

 「これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬも逢坂の関」と蝉丸が読んだ和歌は有名です。源氏物語の「関屋の巻」でも、石山詣に向かう光源氏と、夫とともに京都へ向かう空蝉が再会する場面として、逢坂の関が登場します。

 江戸時代に東海道を行き交う物資は、このあたりで牛車に乗せて運んでいたそうで、安藤広重の浮世絵東海道五十三次・大津宿にもその光景が描かれています。

 

 そんな深い歴史を感じられる場所にもかかわらず、車の往来が激しい国道1号の傍らにひっそりと石碑が立っているだけでしたが、平成15年10月に古都指定を受けた大津市は、この歴史スポットをもっと沢山の人に知っていただくため、石碑のそばに「逢坂の関記念公園」を平成21年に建設しました。

 

 逢坂の関跡は大津から山科までを結び、豊かな自然の中でウォーキングを楽しめる東海自然歩道のルートのそばでもあり、ウォーキングを楽しまれる方や旧東海道の史跡巡りをされる方が、気候の良い時期には、結構沢山歩かれるコースになっているので、記念公園を利用されて、大津の深い歴史にふれていただけるとうれしいです。

 


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『逢坂の関記念公園』

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