豆知識

みなさんは滋賀県大津市について、どんなことを知っていますか? 残念ながら、
全国的には場所すらよく分からないという方が多いのではないでしょう か?
大津市は日本一の琵琶湖の南に位置し京都・奈良・鎌倉などとならんで古都指定 を受けた街で、かつては都が置かれ、源氏物語を生み、東海道最大の宿場町でした。
一見地味でも、実は自然と歴史と文化とまちが交じり合った奥行きのある”大津市”。まだまだ知られていないその魅力を、スタッフが発掘してご紹介していきま す。
(メルマガ”e湖都通信”に連載中の”大津豆知識”を再編集し掲載しています。)
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大津市

『秋の味覚「坂本の菊」 』

 

 比叡山延暦寺の門前町として栄え、多くの里坊が並ぶ坂本の町。この坂本の地で、滋賀の伝統野菜として受け継がれる「食用菊」が  栽培されているのをご存知でしょうか?

  

 食用菊の名産地は東北地方が多く、関西では、お刺身のつまに一輪  添えるぐらいですが、坂本では古くから家の庭や畑の片隅に「食用菊」  を栽培していたそうで、10月下旬から11月に収穫期を迎えます。
   

 大変デリケートで栽培が難しいこともあり、現在では栽培する農家が  減少し、大変貴重な食材となっていますが、かつては「菊を食べない  と秋を迎えた気がしない」と言われるほど、坂本の人々にとっては  身近な“秋”の味覚でした。
 観賞用としても美しい坂本菊は、筒状の花びらの中が空洞で、シャキ  シャキ感が特長、菊のおひたしや酢の物など、様々な菊の郷土料理が  食されてきました。

 

 延暦寺を開いた最澄が、お茶や竹とともに日本に持ち帰り、平安時代  から「坂本菊」と呼ばれる食用菊が育てられたと伝えられており、  松尾芭蕉の句にも、堅田で菊なますを食した際に詠んだ句があります。

 

 現在、坂本菊の郷土料理を楽しめるのは、京阪坂本駅から北西約1.5km  比叡山の南東山麓にあり、秋は紅葉スポットしても有名な「西教寺」。  全国に450以上の末寺を持つ天台真盛宗の総本山です。

  西教寺では11月中旬より、期間限定、完全予約制で  1日150膳のみ、菊づくしの郷土料理『菊御膳』を販売しています。
 

  

 11月、紅葉見物に坂本にお出かけの際は、ぜひこの希少な『菊御膳』  をお目当てに、西教寺を訪ねてみてください。 



  びわ湖大津観光協会「西教寺 菊御膳」ホームページ
 

  西教寺ホームページ


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秋の味覚「坂本の菊」

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