豆知識

みなさんは滋賀県大津市について、どんなことを知っていますか? 残念ながら、
全国的には場所すらよく分からないという方が多いのではないでしょう か?
大津市は日本一の琵琶湖の南に位置し京都・奈良・鎌倉などとならんで古都指定 を受けた街で、かつては都が置かれ、源氏物語を生み、東海道最大の宿場町でした。
一見地味でも、実は自然と歴史と文化とまちが交じり合った奥行きのある”大津市”。まだまだ知られていないその魅力を、スタッフが発掘してご紹介していきま す。
(メルマガ”e湖都通信”に連載中の”大津豆知識”を再編集し掲載しています。)
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大津市

『日本茶発祥の地 大津』

 

  日本茶は今から約1200年前、延暦寺を開いた最澄が唐より種子を持ち帰って、比叡山麓の大津・坂本に植えたことに始まるといわれています。

 日吉大社が程近い京阪石坂線・坂本駅前には、最古の茶園を開いたと いう最澄ゆかりの「日吉茶園」があります。

お茶の樹が20本ほど植えられているわずかなスペースですが、最澄の出身が大津市で、また日吉の神様を崇敬していたため、この地を選んで植えたそうです。

 平安時代初期に編纂された勅撰史書「日本後記」には「815年4月15日(新暦5月中~下旬)唐崎行幸の途中、嵯峨天皇が梵釈寺(ぼんしゃくじ)を過ぎたところ(滋賀里)で、永忠(えいちゅう)から茶のもてなしを受けた」と記述されており、これが、文献に残る日本での喫茶記録第一号となっています。この出来事は、最澄上人がここ日吉茶園にお茶を植えてから、10年後だったそうです。

 現在、日吉大社では毎年の祭礼の中で、日吉茶園で摘まれたお茶を神輿(みこし)に奉納する「献茶祭」を行い、1200年以上の永きにわたってこのエピソードを現代に伝えています。


  滋賀県のお茶の産地は高地のため、茶葉の生育がゆっくりだそうで、5月に全国で一番遅い新茶の最盛期を迎えます。

 若葉がゆっくり生育するため、土の栄養分をたっぷりと吸い上げることができ、旨味が多いのが特徴です。

お茶の故郷・大津の新茶を是非味わってみて下さいね。





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日本茶発祥の地 大津

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