豆知識

みなさんは滋賀県大津市について、どんなことを知っていますか? 残念ながら、
全国的には場所すらよく分からないという方が多いのではないでしょう か?
大津市は日本一の琵琶湖の南に位置し京都・奈良・鎌倉などとならんで古都指定 を受けた街で、かつては都が置かれ、源氏物語を生み、東海道最大の宿場町でした。
一見地味でも、実は自然と歴史と文化とまちが交じり合った奥行きのある”大津市”。まだまだ知られていないその魅力を、スタッフが発掘してご紹介していきま す。
(メルマガ”e湖都通信”に連載中の”大津豆知識”を再編集し掲載しています。)
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大津市

『 三井寺「千団子祭」 』

近江八景の一つ「三井の晩鐘」でも有名な、天台寺門宗の総本山である三井寺は、琵琶湖南西の長等山中腹に広大な敷地を有しています。

春は桜の名所として大人気な三井寺ですが、毎年5月中頃(16日に近い)土日、守護神である『鬼子母神』の祭礼として護法善神堂にて縁日が行われ、串ざしにした千個の団子を供えることから、「千団子祭」と呼ばれています。
(2010年迄は、5月16〜18日の三日間に催されていました。)

『鬼子母神』は、もともと千人の子供を持ちながら人間の子供を奪って食べるインドの悪い神でした。

ある時、お釈迦様が鬼子母神の最愛の末子をお隠しになり、「千人もの子供がいてさえ、その中の一人でもいなくなれば悲しむのに人間の子供を奪って食べれば、その子の親はどんなに悲しむことだろう」とお説きになったそうです。

鬼子母神は深く懺悔し、これまでの罪亡ぼしに、子供のない人には子供を授け、病気を癒し、出産・育児の神として世の子供を守ることを誓ったと伝えられています。

以後、子供の無事成長を守護し、婦人の無事安産をかなえる女神として信仰されてきた鬼子母神。
千個の団子は、千人の子の供養として供えられ、「千団子祭」は“子供の成長を祈る祭”として600年以上続く伝統的な祭礼となっています。

護法善神堂の本尊、国の重要文化財「護法善神立像」が御開帳。
「生育する」という意味を込めて、境内に盆栽などの露店が立ち並び、近県有数の盛大な植木・苗市で賑わい、社前の放生池では、亀の放生が行われ子供の安産や新たな命の無事成長を祈願します。

新緑に輝く境内で、ぜひお子様たちの成長を祈願するお祭りを味わってみてはいかがでしょうか。

大規模な植木市はもちろん、亀の放生という儀式は珍しく、お子様にも大人気です。

三井寺ホームページ
 ■千団子祭
 ■護法善人堂

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三井寺“千団子祭”

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