豆知識

みなさんは滋賀県大津市について、どんなことを知っていますか? 残念ながら、
全国的には場所すらよく分からないという方が多いのではないでしょう か?
大津市は日本一の琵琶湖の南に位置し京都・奈良・鎌倉などとならんで古都指定 を受けた街で、かつては都が置かれ、源氏物語を生み、東海道最大の宿場町でした。
一見地味でも、実は自然と歴史と文化とまちが交じり合った奥行きのある”大津市”。まだまだ知られていないその魅力を、スタッフが発掘してご紹介していきま す。
(メルマガ”e湖都通信”に連載中の”大津豆知識”を再編集し掲載しています。)
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大津市

『 古の文化人に愛された「堅田の浮御堂」』

近江八景の一つ「堅田の落雁」としても有名な堅田の“浮御堂”は、びわ湖の最狭部に位置し、その名の通り、湖につき出すように建てられ、まるで湖上に浮いているかのように見えます。
この堂は、正式には「海門山満月寺」という京都の臨済宗大徳寺派の寺院。

京都に近い堅田という地は、古くから湖上交通が栄えていました。

その為、平安時代、比叡山にいた"恵心僧都源信"が、湖上の安全を祈願し、自ら一千体の阿弥陀仏を刻み、湖中に仏閣を建立したのが“浮御堂”の始まりだと言われています。

現在の建物は昭和12年に再建されたもので、昭和57年にも修理が行われましたが、古の情緒はそのまま残されており、観音堂には重要文化財である"聖観音座像"が安置されています。

湖都大津をこよなく愛した、あの松尾芭蕉も、この“浮御堂”に思いを馳せて句を詠んでいました。
樹齢約500年といわれる老松がそびえる閑静な境内には、芭蕉の句碑が残されています。

 『 鎖(じやう)あけて 月さし入れよ 浮御堂 』 松尾芭蕉


東には伊吹山・近江富士(三上山)、西には比叡山。
びわ湖につき出した湖中からの眺望や、湖に浮かぶお堂の景観の素晴らしさは、このように名句を残した芭蕉や、近江八景「堅田の落雁」を描いた広重など、古の著名な文化人の心を捕らえ、彼らに愛され続けた名所であったことを物語っています。

 ■びわ湖大津観光協会 浮御堂(満月寺)ホームページ

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堅田 浮御堂

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