近江八景の一つ「唐崎の夜雨(からさきのやう)」で有名な唐崎神社。
芭蕉の「辛崎の松は花より朧にて」という句で名高い樹齢約100年の松が境内にあり、金沢の兼六園にある唐崎の松はこの地から分けられたものとして有名です。
唐崎神社では毎年、7月28・29日に夏の身体健康を祈願する「みたらし祭」 が行われます。特に下の病や婦人病にご利益があるとして多くの参拝者で賑わいます。
夏越(なごし)の大祓(おおはらえ)と呼ばれる茅の輪くぐりや、厄払いを祈願する、湖上での願い串のお焚き上げ、また拝殿前では湯立神楽の神事が行われます。
湯立神楽の神事は、巫女さんが釜に入った熱湯にお神酒や塩、米を入れて清めた後、笹の葉で熱湯を掻き混ぜて参拝者らにふりかけます。
このお湯の滴を浴びた人は夏を無事に過ごせると言われ、参拝者の方は熱湯の熱さを我慢しながら無病息災を祈るそうです。
夜には琵琶湖上で、一年間にご奉納があった願串や古神札などのお焚き上げがあり、手筒花火が打ち上げられるなど、様々な神事が催され祭りが賑わいます。
境内は、地元をはじめ各地域から奉納された約500もの提灯で、明るく照らされます。
また、この唐崎神社のみたらし祭に由来して、唐崎はみたらし団子発祥の地とも言われています。
祭り当日は、神餅として約3kgの大きなみたらし団子が奉納され、境内にはみたらし団子の屋台も出店されるので、焼きたてのお団子を味わうことができます。
祭りのおさがりには、赤、黄、白、緑色で作られた、みたらし団子のお守りがあり、黒がないのは「苦労がない(黒がない)」とされていて、各家庭の門口に取り付けて病魔退散の魔除けとするそうです。
本格的な暑い夏を目前に、この季節を健康で乗り切れるよう、無病息災を祈願し、お祭りを楽しまれてはいかがでしょうか。
■唐崎神社ホームページ
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