豆知識

みなさんは滋賀県大津市について、どんなことを知っていますか? 残念ながら、
全国的には場所すらよく分からないという方が多いのではないでしょう か?
大津市は日本一の琵琶湖の南に位置し京都・奈良・鎌倉などとならんで古都指定 を受けた街で、かつては都が置かれ、源氏物語を生み、東海道最大の宿場町でした。
一見地味でも、実は自然と歴史と文化とまちが交じり合った奥行きのある”大津市”。まだまだ知られていないその魅力を、スタッフが発掘してご紹介していきま す。
(メルマガ”e湖都通信”に連載中の”大津豆知識”を再編集し掲載しています。)
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大津市

『 日本の時刻制度発祥の地 大津 』

大化の改新を行い、近江大津宮に遷都した天智天皇ゆかりの近江神宮。

今から約1330年の昔、天智天皇が大津宮に「漏刻」(水時計)を用いて時を計ったのが日本の時刻制度の始まりでした。

日本書紀に「鐘、鼓をもちて時を知らす」とあり、当時は鐘や太鼓で人々に時を知らせていたと伝えられています。

天智天皇が漏刻により初めて国民に時を知らせた日を太陽暦に換算した6月10日を「時の記念日」としました。

時の記念日は日本国民に「時間をきちんと守り、欧米並みに生活の改善・合理化を図ろう」と呼びかけ、時間の大切さを尊重する意識を広めるために大正9年に設けられた記念日です。

そのことにちなんで毎年6月10日に、天智天皇の偉業をたたえる「漏刻祭(ろうこくさい)」が大津にある近江神宮で開催されます。

当日は、全国から集まった時計業界関係者が、王朝装束をまとい、各メーカーの新製品時計を御神前にお供えし、時計の歴史の進展を奉告する祭事です。
また、祭典では女人舞楽「原笙会」による舞楽の奉納があり、厳かな雰囲気と華やかな衣装の共演を鑑賞する事ができます。

近江神宮は時刻制度の発祥地とあって、日本最初の時計「漏刻」の復元模型や4000年前に中国で使われた龍型の火時計、世界最高精度の日時計などがあります。

境内にある日本最初の「時計博物館」は平成22年4月、近江神宮鎮座70年を記念して改装し、「時計館宝物館」としてリニューアルオープンしました。
1Fは、日本独自の振り子式天文時計「垂揺球儀(すいようきゅうぎ)」をはじめ、珍しい時計が展示されている“時計館”、2Fは近江神宮ゆかりの歴史的な宝物が展示されている“宝物館”となっています。

様々な時計が見せてくれる時間の世界。
時の歴史を身近に感じることで、現代人が忘れてしまっている限られた時間の大切さが再認識できるのではないのでしょうか。

 ★近江神宮ホームページ

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日本の時刻制度発祥の地 大津

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