豆知識

みなさんは滋賀県大津市について、どんなことを知っていますか? 残念ながら、
全国的には場所すらよく分からないという方が多いのではないでしょう か?
大津市は日本一の琵琶湖の南に位置し京都・奈良・鎌倉などとならんで古都指定 を受けた街で、かつては都が置かれ、源氏物語を生み、東海道最大の宿場町でした。
一見地味でも、実は自然と歴史と文化とまちが交じり合った奥行きのある”大津市”。まだまだ知られていないその魅力を、スタッフが発掘してご紹介していきま す。
(メルマガ”e湖都通信”に連載中の”大津豆知識”を再編集し掲載しています。)
大津豆知識、目次へ >>

大津市

『 大津祭 (祭のみどころ編) 』

祭の歴史編では、大津祭の歴史について触れましたが、今回は曳山に乗せられたカラクリや装飾品など、当日の見どころについてご紹介したいと思います。

大津祭の大きな特徴として、13基の曳山それぞれに取り入れられ ているカラクリがあります。

このカラクリを演じることを所望(しょうもう)といい、本祭の巡行中、御幣の掲げられた場所20数ヶ所で巡行を止めて所望が行われます。

このカラクリの題材は、中国の故事や能・狂言などからとったもので、大津の町衆の高い文化水準を伝えるものとなっています。

大津祭のカラクリは一流の細工師による精巧なつくりであり、日本史上においても注目されている逸品と言われています。

【各曳山の由来と所望について】
http://www.otsu-matsuri.jp/festival/hikiyama.php

宵宮では人形を曳山からおろし、曳山のそばの町屋で展示されて いるので、間近でこのカラクリ人形を見たい方には宵宮がオススメです。

カラクリの他にも、著名な画家による曳山の天井画や、16世紀ベルギー製毛綴織に代表される豪華な織物幕、意匠をこらした彫刻・金具なども見ごたえタップリです。

当時、大津が東海道の宿場町として発展し、豊かな経済力に支えられていたこともうかがい知ることができます。

太鼓・鐘・笛で演奏されるお囃子も祭りとは切り離せない要素ですが、大津祭のお囃子は、各曳山ごとに5〜10曲づつあり、巡行出発の時や所望の後、坂を上る時など、場面によって使い分けられているそうです。

お囃子には楽譜がないので、沢山の曲が聞き覚えで長い間伝えられているのも凄いですよね。

本祭りでは、約3万本もの「厄除けちまき」が曳山の上から沿道の見物客に向けて景気よくまかれます。

このようにちまきを撒くというのは、今では他の祭りであまり見られなくなり、珍しい光景のようです。

まかれたちまきは無病息災のご利益があるといわれ、自宅の玄関先や軒下につるしておくとよいそうです。

400年以上の歴史がある大津祭、大津町衆が育んできた歴史ある伝統行事を是非皆さん体感して下さい♪

大津豆知識vol.14「大津祭 (祭の歴史編)」

■まちの見どころ再発見ムービー
 大津いいトコ撮り「大津祭に見る町衆文化編」

大津豆知識、目次へ >>