豆知識

みなさんは滋賀県大津市について、どんなことを知っていますか? 残念ながら、
全国的には場所すらよく分からないという方が多いのではないでしょう か?
大津市は日本一の琵琶湖の南に位置し京都・奈良・鎌倉などとならんで古都指定 を受けた街で、かつては都が置かれ、源氏物語を生み、東海道最大の宿場町でした。
一見地味でも、実は自然と歴史と文化とまちが交じり合った奥行きのある”大津市”。まだまだ知られていないその魅力を、スタッフが発掘してご紹介していきま す。
(メルマガ”e湖都通信”に連載中の”大津豆知識”を再編集し掲載しています。)
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大津市

『コイ科の淡水魚“ゼゼラ” 』

 琵琶湖に生息しており、繁殖期には流入河川や用水路にもいるコイ科の淡水魚「ゼゼラ」をご存じでしょうか?この「ゼゼラ」は、大津市の膳所で発見されたことから「ゼゼラ」という名前が付けられたといわれています。

 全長8センチほどの日本固有種で、背面は黄褐色、。測線にそって10個程度の暗褐色斑紋が並び、ヒレには暗色の小斑点が散らばっています。ヨシなどの水草の根の間に産卵し、その後はオスが卵を守ります。産卵期は4~7月頃で、この時期の雄は体が黒ずみ、体側の暗色の斑は消失して、胸びれの前縁に追星が現れます。多くが一年で成熟し、産卵後一生を終える年魚です。

 淀川水系には2010年に新種記載された近縁種「ヨドゼゼラ」が生息していますが、「ゼゼラ」は「ヨドゼゼラ」と比較すると、全体的にスラッとしていて、体高や尾柄高が低く、背ビレ・尾ビレの暗色小斑点の分布帯が狭く、 尾ビレの切れ込みが深いのが特徴です。

 ゼゼラは食用に流通することはありませんが、地域によっては佃煮などにされているところもあるそうです。

 普段は琵琶湖の湖底に生息しており、なかなか目にする機会も少ないですが、繁殖期にはまれに流入河川や用水路にて捕獲されることがあるそうですので、是非探してみてくださいね。

 




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『坂本城と明智光秀』

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