豆知識

みなさんは滋賀県大津市について、どんなことを知っていますか? 残念ながら、
全国的には場所すらよく分からないという方が多いのではないでしょう か?
大津市は日本一の琵琶湖の南に位置し京都・奈良・鎌倉などとならんで古都指定 を受けた街で、かつては都が置かれ、源氏物語を生み、東海道最大の宿場町でした。
一見地味でも、実は自然と歴史と文化とまちが交じり合った奥行きのある”大津市”。まだまだ知られていないその魅力を、スタッフが発掘してご紹介していきま す。
(メルマガ”e湖都通信”に連載中の”大津豆知識”を再編集し掲載しています。)
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大津市

『琵琶湖に蒸気船を就航させた一庭啓二記念碑 』

 

 

  明治初期、琵琶湖に初めて蒸気船を就航させ、船長を務めた一庭啓二(いちばけいじ)という人物をご存知でしょうか。

幕末から明治時代の実業家で、大津百艘船仲間の一員でした。
幕末のペリー来航などを知り、琵琶湖にも近代的な汽船を運航しようと決意した一庭は、長崎でオランダ人技師ボーゲルから造船技術を学んだ後、わずか三か月の工期で 初の木造蒸気船「一番丸」を完成させました。

一番丸は後ろに丸子船(琵琶湖の帆船の一種)を曳航し、 蒸気船を「上等」、和船を「下等」とランク分けして人や荷物を積み込んでたそうです。

速度は時速約7.4kmで、琵琶湖の南北を結ぶ大津~海津を運航していました。

以降、琵琶湖沿岸の各藩が蒸気船を競って建造するようになったとされ、大阪や堺を拠点とする海運の発展で衰退していた大津に再び活気を取り戻すきっかけになったといいます。

2016年4月に、一庭啓二の業績をたたえようと、 大津市長等の泉福寺に記念碑が建てられ、一庭啓二の命日の4月17日に除幕式が行われました。

お近くへお越しの際は、ぜひ一度、寄り道してみてくださいね。

 



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『琵琶湖に蒸気船を就航させた一庭啓二記念碑』

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