湖都・大津には、普段、何気なく通り過ぎている街角や街はずれに、名所や名店がひっそりとたたずんでいるということがあります。
大津のまちをぶらり、隠れた物語を訪ね歩いてみませんか。

いい湖都ぶらり バックナンバー

▲洗堰を越えると、川幅は狭くなり山が迫り、
 穏やかだった瀬田川の様子は一変する。




▲その昔、弘法大師の前に、白い鹿が現れたという
 伝説を残す鹿跳橋。
 現在はその上をたくさんの自動車やバスが走っている。




▲ゴツゴツした岩や曲線を描く流れが景観を織りなす、
 鹿跳渓谷あたり。急流を利用して、カヌーの練習に
 いそしむ人も見かける。




▲瀬田川の急流が罪やけがれを流し去ってくれると
 考えられたことにちなむ、佐久奈度(散久難度)神社。
 本殿は昭和39年まで、川原の低い所にあったそう。





▲佐久奈度神社境内にある展望台。
 眼前に鹿跳橋や瀬田川の急流を眺めることができる。



▲小部屋風にしつらえられた座席が多く、
 ゆったりとお食事が楽しめる店内。




▲注文を聞いてから炊きあげる、
 こだわりの「志じみめし」(写真左)
▲予算、お好みに合わせて選べるコース料理も各種。
 写真は「唐崎」2100円。志じみ釜めし、いも棒たら、
 しじみ汁に、メーン料理を、鯉のあらい、または鴨ロース、
 湯葉の刺身のうちから選べる。(写真右)





▲「旅情を楽しんでいただけるよう、
     おもてなしを大切にしています」
 と笑顔が素敵な徳永麗子さん。

の暑さを忘れさせてくれるような涼しさが感じられる「音」を求めて、今回は瀬田川沿いを南に下っていくことにしました。瀬田川の大津側の河畔を宇治方面に向かって走ると、南郷の瀬田川洗堰を越えた辺りから徐々に川幅が狭まり、川の両側に山が迫ってきます。そして「鹿跳橋」の周辺までくると、川岸にゴツゴツとした岩があらわれ、おだやかな瀬田川の流れも水しぶきをあげる急流へと変わります。ここが、鹿跳渓谷です。鹿跳と書いて「ししとび」と呼ぶ変わった名前は、ある伝説からつけられました。弘法大師がこの地を訪れたとき、急流を渡れずに立ち往生していたところ、白い鹿が現れ、弘法大師を背中に乗せて川の中の岩を跳び渡ったというのです。「かえる岩」や「米かし岩」など、その形から名前がつけられた岩があり、自然の織りなす景観を楽しむことができます。静かな山間を流れる豊かな水の流れも、涼感を運んできてくれるよう。
 この鹿跳渓谷にかかる鹿跳橋を渡ったところにあるのが、佐久奈度(さくなど)神社です。「さくなど」というのは、急所を意味する「さなくだり」と、境界の神「ともくなど」にちなんだ名前だといわれています。昔の人はここを、瀬田川の急流であらゆる罪やけがれを流し去ってくれる場所だと考えていたのだそうです。これにちなんで、毎年7月31日には、お祓を行う「御洗祭」(みたらしまつり)が営まれます。




『忠臣蔵』で有名な大石内蔵助の家系は元々今の大津市大石の出身だったそうで、赤穂の浅野家にはじめて仕えることになった大石内蔵助の曾祖父が、武運長久を願ってこの神社に奉納したという絵馬が、今の残されているということです。
 ふだん見慣れた瀬田川の風景も、ここに来れば違って見えます。一服の清涼剤のような涼を求めて、川沿いを下ってみませんか。




田川の風景を堪能した後に立ち寄りたいのは、瀬田川の畔、石山寺門前の「味楽亭 湖舟」。「湖舟」の創業はおよそ40年前。めだった名物のなかった石山寺に、「この地にふさわしい味」をと、考案好きの「湖舟」社長徳永毅さんが、店の駐車場内に縄文土器時代の貝塚があることから発想、研究開発し、名物「志じみめし」を生み出しました。今では石山寺門前の多くのお店が売るほど、すっかり名物になっています。厳選された旨みのあるシジミと、一粒一粒立っている炊きたての近江米。琵琶湖の水が地下で濾過された、おいしい井戸水で炊き上げられた名物「志じみめし」。全ての素材にこだわった、琵琶湖の恵みをめいっぱい味わえる、洗練された郷土料理です。 メニューは、志じみめしに、鮎の塩焼き、鴨ロース、鯉のあらいといった、琵琶湖の味を組み合わせたコース料理がさまざま用意され、 冬期には鯉こくも登場。季節や旅情をゆっくり味わえるお店です。




今の健康食ブームからか、「最近では、美容と健康に関心のある、若い女性のお客さまがよくお見えになりますね」と、同店の徳永麗子さん。「シジミは身体によい」と言われます。太古の昔から、私たちの食の糧だったシジミは、その豊富な栄養価とおいしさが、昔も今も食す人の健康を支えているのですね。
 遠い昔の先祖たちも眺めたはずの瀬田川、味わったであろう志じみの味。空間だけでなく、時間も旅した気分になれそうです。




  
志じみめし 湖舟
大津市石山寺3-2-3
TEL:077-537-0127
FAX:077-533-0316
営業時間: 平日 /11時〜18時
土日祝日/11時〜19時
定休日:不定休(観光シーズンは無休)
※どちらもお電話でご確認ください。
ホームページ:http://www.e510.jp/koshu/






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