湖都・大津には、普段、何気なく通り過ぎている街角や街はずれに、名所や名店がひっそりとたたずんでいるということがあります。
大津のまちをぶらり、隠れた物語を訪ね歩いてみませんか。

いい湖都ぶらり バックナンバー

膳所神社の国指定重要文化財の表門が奥に見える



▲膳所神社の境内は意外と広いのに驚く



▲城下町のおもかげを残す商店街通り
左が膳所神社、右が膳所高校、
通りの奥は京阪電鉄「膳所本町駅」



▲現在で二代目になるという黄瀬清さんと奥さんの桃子さん



▲初代が復興させたという「兼平餅
(税込み一個160円)



▲落ち着いた雰囲気の「亀屋廣房」の店内



所(ぜぜ)というのはちょっと変わった地名ですが、膳の文字が示す通り、食事と関係があります。その昔、天智天皇が都を大津に移したとき、この地を「御厨所」と定めました。これは天皇の料理をする場所という意味で、料理に使う魚を調達したこの地が「陪膳浜(おものはま)」と呼ばれるようになり、それがやがて膳所となったのです。2002年には、膳所高校グラウンドから、聖武天皇が設けたとされる頓宮跡が発見され、話題になっています。






阪電鉄「膳所本町駅」から徒歩1分のところにある膳所神社は、そんな膳所の歴史を語り継いできた神社。奈良時代に創建されたと伝えられ、中世には多くの武将からの崇敬を集めました。豊臣秀吉や北政所、徳川家康などが神器を奉納したという記録も残っています。






戸時代初め、瀬田の唐橋や東海道を掌握するため、徳川家康が膳所城を築くと、膳所は城下町として栄えました。膳所城は明治維新で廃城となりましたが、表門(国指定重要文化財)は膳所神社に移築されており、当時のおもかげをしのばせています。






段は静かな境内も、1月から2月にかけては新春を迎える行事で賑わいます。1月15日には、正月飾りを持ち寄って焼く「どんど焼き」が、また2月3日には節分の行事が行われます。また、神社の周辺は、京阪電鉄に並行して旧東海道が走り、ところどころに城下町のおもかげを残す商店街になっています。






んな街の一角にあるのが、和菓子の店「亀屋廣房」です。現在は二代目で、一代目が京菓子司「亀末廣」よりのれん分けして、別家として城下町膳所で、昭和16年より店を構えたと言います。お菓子の種類は豊富で、「粟津の里」「ふやき煎餅近江八景」「夕なみ」「兼平餅」「源氏窓」など地元のゆかりある菓子名は、なぜか親しみを感じて手に取ってみたくなります。中でも「兼平餅」は木曽義仲の乳兄弟の今井兼平の武勇にあやかりたいと東海道を行き交う人が三軒茶屋で食していたお餅で、明治初年三軒茶屋が廃業。以来、100年後に「亀屋廣房」が復興させたという歴史を感じさせるお饅頭です。このように、お菓子のひとつ一つに膳所ゆかりの説明書がついています。暖かいお部屋で歴史を語りながら、お饅頭をいただくのも、ちょっと知的なティータイムの過ごし方かも知れませんね。






御菓子司 膳所 亀屋廣房(かめやひろふさ)

大津市本丸町3番7号
TEL:077-522-3927
FAX:077-522-3028

営業時間:9時〜18時
定休日:日曜日・祝祭日 不定休
ホームページ:http://www.e510.jp/kame1623/



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